Wedding in Italy

4th August 2005. Our wedding in Bergamo, Italy. 2005年8月4日、イタリア・ベルガモでの結婚ブログ。

Thursday, August 04, 2005

Il Matrimonio in Bergamo.

The weather was perfect on 4th August.
We believed that it was the God's bless...
8月4日の空は美しかった。
強い日射しも、この日ばかりは神様からの祝福…と思わずにはいられない。

In the early morning, I had to go to Roberto's hair salon and prepare for the afternoon.
My long black hair was arranged well.
この日は早朝からロベルトのヘアーサロンへ行って、ヘアーアレンジの準備をしてもらう。
大きなカールで髪をクルクルにして、午後の本準備まで待つことになる。

hair Arrange by Robelto.
ロベルト様のヘアーアレンジです。


I did my wedding make-up on myself, just in case... Well, sometime, the make-up in overseas could be too much for asians.
メークはロベルト姉の予定だったが、イタリアン家族があまりいい顔をせず(どうやら濃いめのメークをするらしい…)、結局は自分でメークをすることにした。

I did my make-up.
ヘアーセットの後は自分でメイク。


While the bride was preparing for her wedding, more guests arrived.
I could hear they were already excited to attend to our wedding.
In Italy, the family of the bride and groom have to serve APERITIVO (drinks, some food) for their guests at their house.
But in our case...it is difficult to do so... because the bride is from Japan and the groom is from Italy...
Fortunately, the family of groom has 2 houses next to each other and used each house for the bride and groom.

花嫁が準備でバタバタしている頃、隣の実家には続々と参列者がやって来ている。
笑い声が絶え間なく聞こえる。
イタリアの習慣では挙式当日は、花嫁・花婿はそれぞれの実家でそれぞれのお客様を自宅でもてなす(カクテルや軽食などを用意して振る舞う)。
しかし、私たちの場合は実家が日本とイタリア…。実家でお客様をもてなしていては式に間に合わない。
幸運にも、新郎の実家と新郎の姉の家は隣同士。というわけで、花嫁は姉宅で待機し、花嫁・花婿のゲストは2軒を「はしご」することとなる。

the groom and his mother welcome guests.
新郎も新郎の母もゲストをもてなす。



Next to next, guests tried to come upstair to see the bride.
The bride was in a hurry to get ready for her wedding!!!
花嫁は準備に大忙しというのに、次から次にゲストが花嫁を見にあがってくる。
笑うにも笑えないくらいバタバタなんけど…。
どうやら、イタリアも花嫁の近くに「居たがり屋さん」がたくさんいるようだ。

There is a custom... the groom supposes not to see his bride until she arrives to the church.
So, when we needed to communicate, we used internal-phone or just called someone from the terrace.

花婿は花嫁が教会に来るまでは顔を合わせてはいけない習慣がある。
伝達事項は2軒の家を結ぶ内線か、テラスから誰かを呼んで伝えるか…。

Wanna see the bride?
花嫁見物にやってくる姪っ子とお友達のドクター。


Photo shooting lasted untill 16:50... the wedding ceremony starts at 17:00...
The bride jumped on the BMW and her brother-in-law drove the car.
挙式の時刻が迫ってきた。が、カメラマン達はまだ写真を撮り続けている。
ぎりぎりになって車へ乗り込む。
ゲストと新郎はすでに教会へ向かった。
残っているのは花嫁とその両親。
運転手は義理兄が勤めてくれた。

The bride headed to the church...
While she was on the road, many people said "Augri" to her from cars and side-walks.

新婦を乗せた車が通ると、走っている車からは祝福のクラクションや「おめでとう」の言葉が飛び交う。歩道の人も足を止め、手を振ってくれる。
It seemed like that the neighbers of the church also knew her wedding.
挙式を挙げる教会の教区に入ると、道ばたで立ち話をしている人から「今日結婚する日本人よ。」という言葉が聞こえた。どうやら教区の人はみんな私たちの挙式をご存知の様子。

She received a buquet and a bacio from her future husband and his mother.
教会の前では新郎とその母がブーケを持って待っている。

Then she started walking on tbe virgine road with her father.
ブーケを受け取り、新郎から頬に軽い口づけをもらうと、後は父とバージンロードを歩むことになる。

挙式の前に電話をかけてきてくれた、アルゼンチン出身の友人のアドバイスどおり、「右足」から教会へ入る。
Everything will be all RIHGT. As my friends from Argentina sait to me, my father and I started walking from right feet.

In side of the church was nicely arranged by our favorite flourist.
While the ceremony was going on, the bride and bridegroom whisper.
The service lasted for 1 hour which was normal in Italy.
I made some translation for my family from Japan to be able to understand some of the lines...
for an oath, for exchange their rings.
教会の中は私たちの大好きなお花屋さんのおかげで、美しい花で飾られていた。
イタリア式教会婚では神父様の話や聖書朗読などで、約1時間程度続く。
途中でイタリア語での宣誓と指輪の交換があるのだが、日本の家族用に翻訳した紙を渡しておいた。

式の間に新郎新婦がコソコソっとお話しすることは、ここではOK。

The Father was amazing person. He quotated a "SHINTO" master's story in the service.
All the people who attended to our church wedding were really moved by the sermon.
お世話になった神父様はとても寛大な方。説教の中になんと日本の「神道」についても話をしてくれた。
日本とイタリアの融合を考えて、「神道」のある1節を引用してくださったのだ。
これには参列者全員が感動。

There are many things to do in the ceremony... it was the REAL church wedding...
Friends read some lines from the Bible, shaked hands to everyone, bacio to people.
日本流チャペル挙式ではない儀式がたくさんある。(日本のチャペル挙式は、15分程度で終わる。本式のおいしいところ取り…とも言える。時々、日本で参列したチャペル挙式の牧師が友人のカナダ人だったり、スペイン人だったりするときもあって驚いたこともある。)

聖書の言葉を友人たちが読み上げてくれた時は、人とのつながりが大切なことだと実感した。

途中で、参列者の人たちと握手やBacio(頬キス)でお互い祝福したり、みんなで手をつないでお祈りするところなんかは、まさしく本物だと思わずにはいられない。




in Italian, we promise...
イタリア語での宣誓。


結婚の宣誓をイタリア語でするのは緊張する。本当は「日本語でも言った方がいいですね…」と神父様に言われていたが、ここはイタリア。郷に入っては郷に従え…。
イタリアの結婚式に「リハーサル」なんていうものは存在しない。
日本流チャペル挙式かプロテスタント系の挙式しか知らない私はとまどう…。

二人で「Si」と言わなくてはいけない所が3カ所あるのだが、日本だったら新郎が「はい、誓います」といって、花嫁が続くでしょ?でもこちらでは一緒に「Si」っと言うらしい。
最初の「Si」を言い忘れた花嫁は、わ・た・く・し。

長〜い式も終盤…。いよいよ指輪の交換。
式の直前に花嫁の指輪のサイズ直しをしたのは堅実だった。
もし、そのままだったらきっと関節でつっかえて入っていなかっただろう…。
またもや、難関のイタリア語で指輪交換の言葉を述べる…。
すると、新郎が「Say it in Japanese.」と言ってきた。
「予定にないじゃん!」と思ったが、マニュアル通りにいかないのがイタリア流。
ぼそぼそっと日本語でも言ってみた。

The father told eveyone "Let's applaud to the bride. Because she read all oaths in Italian and she did a great work."
Then, I heard thunderous applause.
It was wonderful time for me to be able to experience such a thing.
一通りの儀式が終わると、神父様が突然「イタリア語で流暢に宣誓を述べてくれた花嫁に、みんなで拍手をおくりましょう。」と言ってくれた。
こんな粋なはからいを自分の挙式で経験できたのは本当にluckyなこと。

Hand-made ring pillow.
手作りのリングピローに結婚指輪。

We had 4 testimone (bride-maids and groom-men, but in Italy, for church wedding, testimone have to be buptised.) but the church accepted my non-buptised brother and niece.
私たちの場合は新郎新婦にそれぞれ2名ずつの証人(testimone)をつけた。
洗礼を受けていない弟と姪っ子の横には洗礼を受けている別の証人がつく。

Alice was our testimone.
証人の姪っ子が朗読。


最後に、新郎新婦が結婚のサインをし、証人もサインをすると式は終了。
そのまま写真撮影となる。

漢字でサインしようかな…と一瞬迷った。

Bambina brother was also testimone.
弟も証人としてサインする。


Raffi was also testimone.
ラッフィお姉ちゃんも。


そして、いよいよ二人で教会の外へ…。パイプオルガンの音が響き渡る。

walk together...
二人で歩みます



rice shower
ライスシャワー。

Rice shower... rice are everywhere in my hair and dres...
My mother told me later this "mamma mia... throwing rice? rice is for eating!"
ライスシャワーは、髪やドレスの隙間から入り込むので後が大変…。
母は「えっ、お米?」と思ったらしい…。

Family and Friends photo.
家族、友人と一緒にパチッ!

a view of Bergamo.
ベルガモの景色。

Looking over the view of Bergamo.
ゲストはレストランへ向かい、新郎新婦は途中のベルガモの街を見下ろしながら写真撮影…。
We went around many nice spots in Bergamo Alta for our photo shooting.
ベルガモアルタの街の素敵な場所で写真撮影を続ける。


While the bride and groom were doing photo-shoots, guests were having anotehr aperitivo at the restaurant.
写真撮影が終わるまでのあいだ、ゲストはレストランでaperitivoの振る舞いをうける。
シャンパンの他にも、いろいろな種類の軽食が用意される。
まさしく、食べ尽くしの挙式なのだ。

The restaurant served very good quality food and drinks.
後から聞いた話によると。このaperitivoがかなりおいしかったらしく、一口も口にすることができなかった私はちょっと悲しい…。

dinner party.
中世の香り漂うレストランにてディナーパーティー。


私たちのパーティーを開いたレストランには新婦の小さな想い出がある。
初めてイタリアの地を訪れたときに、新郎がこのベルガモを案内してくれた。
そのときに見つけたこのレストラン。とても素敵な場所で、実は密かに「ここで結婚式のパーティーができたらいいな…」と憧れていたのである。
このときの二人はまだFriends...それから月日が流れ、その思い通りに夢が叶ったのである。

歴史もある格式あるレストラン。食事の味もおいしく、ゲストも大満足だったそうだ。
ワインもさすがソムリエの新郎と義理兄のチョイスでおいしかった。
wedding cake...we did not know how it looked like till the moment.
大きなウェディングケーキにビックリ。

ウェディングケーキの大きさにはさすがにおどろいた。レストラン側が用意してくれていて、私たちはそのことを知らなかったのだ。

We used an Idea of Japanese wedding party. We lit candles for each tables.
各テーブルのキャンドルに明かりを灯す…。イタリアにはないスタイル。でも、みんな大喜び。





We planned an entertaiment.
Bambina read a letter in Italian, Manu read a letter in Japanese.
People were very impressed by us.
私たちはパーティーの席で秘密の作戦を練っていた。
それは手紙をそれぞれの母国語で読むこと。Bambinaはイタリア語で、Manuは日本語で家族と友人に宛てた手紙を読む…という大仕事。

レストランのスタッフまで集まって、盛り上がったひと時…。拍手喝采でやってよかったとホッとする。

"Our family became bigger by crossing the pacific. Even though we are from different culture, speak different languages, there is no difference in the term of LOVE. We love family, we love each other... "
『海を越えて大きくなった家族…。言葉や文化が違っても、家族を愛し、お互いを愛することには日本もイタリアも違いはないのです…』



While we were waiting for next food, the bride and groom and their parents greeted all the guests.
It did not matter if they could understand the language or not.
Smile tells you what you want to say...
We made our original music CDs for the wedding party.
The theme was " the harmony of East and West".

日本の披露宴では司会者が司会進行をしてくれるが、海外の場合は基本的に司会者などはいない。
(時々、DJが司会もしている場合もある…)
だから、みんな自由に歩き回るし、新郎新婦もゆっくり食事を楽しめる。
きっと、日本のきちんと計画された披露宴しか知らない両親は驚いたに違いない。

私たちのパーティーはコースメニューだったので、食事と食事の空き時間を使って、家族とゲストのテーブルを廻ったりした。日本のように晩酌なんていう習慣がないので、気が楽だ。
言葉の問題はあるにしても、この日ばかりは笑顔で心が通じるもの…。

パーティーで使った音楽は、「アジアと西洋のミックス」をテーマにしたオリジナルミックス。
約4時間分のアルバムを作成しておいて良かった…そう、ここでもイタリア的時間が流れる…。レストランも「2時間です!」なんてことは言わないし、最後まで付き合ってくれる。
結局は夜7時のaperitivoから始まり、深夜12時までパーティーは続いたのだ。


My 2 Japanese friends and an English who lives in Milano attended our wedding.
挙式には日本から2人の友人とミラノ在住のイギリス人の友人が参列してくれた。
プレゼントまで用意してくれていて、本当に感謝・感謝。

My friend, Yukiko, caught the bouquet!
ブーケトスでは私の友人、YUKIKOさんがget。
1年以内にゴールイン、なるといいな。
(ちなみに、私は親友AIちゃんの結婚式でブーケをゲットした後、あれよこれよという間に入籍したのよね…)


Our wedding could have been very complicated...and possibily not to be accepeted by the church because we were already married in Japan and I am not Catholic.
However, my husband made an effort to make our wedding happen. He sent a message to know what we could do for the church wedding to authorities.
Then we quickly received an answer what to do.
We looked for the main Catholic chuch where we live, Vevey. We visited the father to have a interview.
The father in Vevey was also very nice and kind to us.
He did some paper works for us to give a permission, to have a church wedding in Italy.
(Even though we skipped 4 times marriage-studies.)

イタリアは人口のほとんどがカトリック。カトリック洗礼をうけていない人との教会婚はしないのが基本。
それから、すでに入籍を済ませている人の教会婚も出来ないのが基本。(法律で教会と行政の結びつきがハッキリしています。)
ということを日本で入籍をした後で知った私たち…。結婚式は挙げれないのね…とガッカリしていたけれど、他にきちんと方法があった。
まず、Manuはイタリアの主要教会(バチカン公国に送ったのかもしれません。)へ私たちの状況を説明するメールを送る。すると、住んでいる街の教区にある教会を訪ねなさいと返事があった。

早速、暮らしているスイスの管轄教会を調べ、面談の日時を設定。
それから、神父様から結婚についての教えをいただく。
本来ならば週に1回、教会へ通って勉強会に出席しなければいけなかったのだが、仕事の都合で1度も行けず。

Bambinaは典型的な日本人=無宗教。なので、問題なしと判断される。
別に自分の子供がカトリックの洗礼を受けたいと言えば、そうしてあげてもいい。
Bambinaは4歳から6歳まで仏教系の幼稚園に通い、小学校の高学年の数年間は近所のプロテスタント教会の日曜学校にも通っていた。大学時代も礼拝に行っていた…。今でも仏壇の前では手を合わせる。初詣は神社へ行くのがあたり前だと思っている。
別に、みんなを幸せにしてくれる神様は何人いてもいい、と思っているから。
と、いうわけでVeveyのカトリック教会から書類をもらい、あとは挙式を挙げたい教会の神父様に会いに行く。
(ちなみに、案外書類が重要で、相手の洗礼証明書なんかも必要。)

The father in Bergamo was really warm person.
We would like to go back to the church to thank again.
お願いしたBergamoのカスタネーロ教会の神父様は本当に大らかな人だった。
いつも笑顔で、宗教が違う私を最初から快く受け入れてくださり、仏教や神道の教えを説教に取り入れたいとおっしゃってくださった。
ヨハネ・パウロ2世がすべての人は神の子…として愛情を示してくださり、宗教の壁を越えて教えを説かれていた…という話を思い出す。



ほとんどの準備はイタリアの姉とそのパートナーがやってくれた。
お礼に、この週末、二人にVeveyの★★★★★(5つ星)ホテルでの夜をプレゼントする。

最後に、
日本の家族へ…
遠い道のりを越え、イタリアの地まで来てくれてありがとう。
そして、日本から祝福してくれたみんな、ありがとう。

到着してからは言葉や習慣が違う場所にいきなり投げ込まれたような感じで、きつかった日々だと思います。

いつも天真爛漫に生きてきた私ですが、この挙式のおかげで人生の責任感を感じるようになりました。

その大切な日を、大切な家族に見守ってもらえたことが何よりも幸せなことです。

本当にありがとう。






追記:
その後2006年1月2日に、イタリアの結婚式へ参加できなかった親族・友人を招いて「日本式」結婚を行いました。
"THE JAPAN"にてご覧頂けます。

5 Comments:

Anonymous Anonymous said...

This was great. I only wish that I could read Japanese to really understand it!

22 August, 2005  
Blogger Rob said...

Mariko,

Wow, it looks like you had a beautiful wedding! I'm so sorry that Ai and I couldn't make it. I just started my new job and have no vacation time yet :-( Otherwise we would have loved to have made the trip. Congratulations and hope to see you again sometime soon.

Rob

23 August, 2005  
Blogger Marinka_ilmondo said...

Thank you thank you!
Alden, thanks for stopping by and leaving your comment! I really appriciate!
I re-writed some more lines in English...but my English is not good enough, sorry...

Rob,
Thank you for your comment!!! It would have been great to have you and I at my wedding, but I belive that this blog is able to carry the wind of our happy moment.

Bambina

23 August, 2005  
Blogger Marinka_ilmondo said...

Thank you for your comment, Axelle & Olivier.
We hope that photos are enough to tell you about our felice moment.

26 August, 2005  
Blogger Marinka_ilmondo said...

Cha Chaさん
コメントありがとうございます。
しょっぱなからドタバタな私たちの関係なのですが、なんとか日々、楽しく暮らしております。
Cha Chaさんの結婚式はどんな感じだったのでしょうか?

23 September, 2005  

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